
ヨガ×ピラティスという形にした理由
yoga collab.では、ヨガを軸に、ピラティスを取り入れたレッスンを行っています。
「どうしてヨガだけではなく、ピラティスも取り入れているの?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、10年以上ヨガを続け、指導してきた私が、なぜピラティスを取り入れるようになったのか、その理由をお話ししたいと思います。
私自身、最初からヨガが好きだったわけではありません
私がヨガを始めたのは、ヨガの資格を取得するためでした。
2013年当時は、今のようにオンラインで気軽に学ぶスタイルではなく対面形式で、5カ月弱にわたり、毎週土日・祝日に8時間の講座を受ける内容のものでした。
また、毎日自宅で行わなければならいない課題も多く、それに加え外部レッスンの受講とレポート提出も繰り返さなくてはいけない日々は、
初めて本格的にヨガを学ぶ私にとっては、決して楽なものではありませんでした。
正直に言うと……
私は、ヨガが大嫌いになりました。
「こんなに大変なことを、なぜ私はやっているんだろう」
「資格を取りに来たことを後悔した」
そんなことまで思っていました。
資格を取ったからといって、当時は自分がヨガインストラクターになるとも思っていませんでした。
それが、ご縁があってスポーツジムでフリーのインストラクターとして仕事を始めることになり、そこからヨガを教える道が始まりました。
もし、そのご縁がなかったら、今の私はなかったかもしれません。
ヨガは、思っている以上に難しい
ヨガには、たくさんのポーズがあります。
一見すると、ただ身体を伸ばしたり、動かしたりしているように見えるかもしれません。
でも実際には、
- 柔軟性
- 筋力
- 身体を支える力
- バランス
- 身体の使い方
- 呼吸
- ポーズを保つためのコントロール
など、いろいろな要素が必要になります。
特に、これまであまり運動をしてこなかった方にとっては、
「思っていたより難しい」
と感じることもあります。
そして、身体がまだその動きに慣れていない状態で、無理にポーズを深めようとすると、身体に負担をかけてしまうこともあります。
だから私は、ヨガを指導するとき、
「ポーズを完成させること」よりも、まず身体を無理なく動かせること
を大切にしてきました。
私が学んできたヨガも、解剖学を大切にするものでした
私が学んだヨガは、宗教的・スピリチュアルな考え方を中心としたものではありません。
身体の構造や筋肉の働きなど、解剖学的な視点を大切にしながら、
「この身体を、どう動かしたら無理がないのか」
を考えていくヨガでした。
そのため、ピラティスの資格を取得する前から、ヨガのレッスンでは身体の状態を見ながら、無理のない範囲で動いていただくことを大切にしていました。
それでも、長くヨガを教える中で、
「もっと身体の使い方を分かりやすく伝えられたら」
と思うようになりました。
そこで取り入れたのが、ピラティスでした
ピラティスは、身体の使い方を意識しやすい運動です。
特に、
「どこを動かしているのか」
「どこで身体を支えているのか」
「どの筋肉を使っているのか」
私にとっては、身体の使い方を具体的に伝えやすい方法でした
そして、実際に動いてみることで、その感覚をつかんでもらいやすい。
私はそこに大きな意味を感じました。
ヨガのポーズをいきなり取っても、
「この筋肉を使ってください」
と言われただけでは、初心者の方にはなかなかイメージできないことがあります。
でも、その前にピラティスの動きを通して、
「身体を支える」
「体幹を使う」
「この部分を意識して動かす」
という経験をしておく。
そうすると、その後にヨガを行ったときにも、身体の使い方をイメージしやすくなります。
だから、yoga collab.では「ピラティスからヨガ」へ

yoga collab.では、基本的にレッスンの前半でピラティスを取り入れています。
まずは身体を動かしながら、
「自分の身体をどう使うのか」
を感じる。
そして、そのあとにヨガへ。
ヨガでは、さまざまなポーズを通して全身を動かしていきます。
もちろん、ヨガを行うためには筋力だけがあればいいわけではありません。
身体を支える力も、バランスも、柔軟性も必要です。
ただ、
「身体が柔らかければヨガができる」わけではありません。
実は、私自身もインストラクターですが、身体が特別柔らかいわけではありません。
だからこそ、
「柔らかくなければできない」
ではなく、
今の身体で、どう動くか。
そこを大切にしています。
ピラティスは、ヨガの代わりではありません
ここは、yoga collab.でとても大切にしているところです。
私はヨガを10年以上続けています。
そして、今もヨガが好きです。
だからこそ、ピラティスを取り入れたからといって、ピラティスを主役にしたいわけではありません。
ヨガが主役。
ピラティスは、そのヨガをより心地よく続けていくためのサポートです。
身体の使い方を分かりやすく学び、基礎となる筋力や身体を支える力を養う。
そのうえで、ヨガで全身を動かし、さまざまなポーズや動きを楽しむ。
それが、私が考える「ヨガ×ピラティス」です。
「ヨガをやってみたい」を諦めてほしくない
私自身、最初にヨガをしたときには、
「こんなに難しいものなの?」
「自分には向いていないかもしれない」
と思いました。
だからこそ、
「身体が硬いから無理」
「運動が苦手だから無理」
「ヨガは難しそう」
という理由で、ヨガを始めることを諦めてほしくありません。
最初から完璧にポーズができなくてもいい。
身体が硬くてもいい。
運動が得意でなくてもいい。
まずは、自分の身体を無理なく動かすところから。
そのために、yoga collab.ではヨガを軸にピラティスを取り入れています。
ヨガをもっと心地よく。
そして、身体を大切にしながら長く続けていけるように。
それが、私が「ヨガ×ピラティス」という形を選んでいる理由です。